
ひげの塾長 ここだけの話
4号 2020年10月号
先月は、腰の手術で入院をしておりまして、お休みをさせていただきました。
えっ?気が付かなかった??
まあまあ、そこは深く追求せずに今月の話題に入りましょう。
今月の話は、記憶術のお話です。私は学生のころから記憶術に興味があり、自分の勉強に生かしてきました。また小学校の教師になってからも、なかなか覚えてもらいない大切な内容を、記憶術で面白おかしく覚えさせたりもしました。
今日は、その中で、教員時代に生徒に最も受けた記憶術をお教えします。
速度×時間=距離
これは、時間、速度、距離の関係を表した公式です。もちろんその理屈が分かっていれば、たとえ公式を忘れても思い出すことは容易ですが、なかなかその理屈を理解できない人にとっては、とりあえずこの公式を覚えることが問題解決の近道です。
関連のないものを暗記するコツは、
1.言葉を変換して覚えやすいものにする。
2.それをできるだけ刺激的な映像して記憶する。
この2点です。 そこで、速度×時間=距離 で、
① 速度→ソクド→ソク→ひっくり返してクソ
② 時間→ジカン→ミカン
③ 距離→キョリ→キュウリ に変換します。
そして頭の中で次のような映像にします。
※クソにミカン(の汁)をかけたらキュウリになった(笑)
無茶苦茶でいいんです。要は、速度に時間をかけたら距離になると覚えられればいいのです。
この授業を行ったクラスの年度末の学力テストでは、この問題に関しては、クラス全員が正解しています。
その他の記憶術に関する話は、10月8日のみつばちラジオ、午後12時半ごろお話しする予定です。良かったら聞いてみてください。
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田中 博樹
熊本大学教育学部心理学教室卒業
TM学習センター塾長
小学校教諭だった経験と心理学のノウハウを活かし、ユニークな学習方法で子供たちの学習方法を確立。
与えられた課題を自分のペースで取り組みながら、わからない所や自分では解決できない所があった場合に指導者に質問するという、一人ひとりが自分のペースで自分のレベルに合った学習ができるような「自立型個別指導」という方式で子供たちの学習を進めている。