ひげの塾長 ここだけの話
1号 2020年6月号

 ここだけの話だよって話、たいていはたわいもないありふれた誰でも知っている話が多いものです。しかし、このコラムではほんとにここでなければ聞けない、ちょっと危険で面白い、それでいて結構役に立つ話を書いてみたいと思っています。

 今回はその第1回目、とっておきの話をしたいところですが、それは今後のおたのしみ。まずは今保護者の皆さんが一番不安に思っておられることについて書いてみたいと思います。

 いうまでもなくコロナの問題です。5月の25日から学校も午前中の授業再開とのことですが、休んでいた3か月余り子どもの学力は落ちていないか心配されていると思います。塾などに通って定期的な勉強をしているお子さんなら問題ありませんが、ほとんど勉強から離れてゲーム三昧のお子さんの場合、学力、学習に対する意欲などなどかなりのリハビリが必要な段階ではないかと推測されます。

 しかしそう心配することもありません。ほとんどのお子さんがそういう状況だからです。逆にそういう状況だからこそ、いち早く正常な状態に戻れたら、一歩リードできるというものです。お子さんをいち早く正常な状態に戻すポイントは1つ。そうたった1つです。

 

 それは、「勉強しなさい。」って言わないことです。この言葉は、子どもが一番言われたくない言葉です。お子さん自身も、長いこと勉強をしていないことに不安を感じています。ちょっと焦っています。勉強しなくちゃなあと思っています。そこに勉強しなさいコールがあると、一気にやる気がうせてしまいます。「今やろうと思ったのにい。」ってCMが昔はやりましたが、全くその通りなのです。なら何も言わないでほっといていいかというと、そうではありません。お子さんを勉強に向かわせるには、親の働きかけは重要です。

 とりあえず今は勉強のことはやかましく言わないでください。その次の段階は、また来月お話させていただきます。

田中 博樹

熊本大学教育学部心理学教室卒業

​TM学習センター塾長

 小学校教諭だった経験と心理学のノウハウを活かし、​ユニークな学習方法で子供たちの学習方法を確立。

​ 与えられた課題を自分のペースで取り組みながら、わからない所や自分では解決できない所があった場合に指導者に質問するという、一人ひとりが自分のペースで自分のレベルに合った学習ができるような「自立型個別指導」という方式で子供たちの学習を進めている。